メルセデス・ベンツ「メルセデスAMG GT S」など2車種605台をリコール…排気ガス値が規制値を満たせないおそれ
メルセデス・ベンツは、メルセデスAMG GT Sなど2車種のエンジンコントロールユニットに不具合があり、排気ガス値が規制値を満たせないおそれがあるとして、2024年8月22日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2015年3月22日~2017年6月8日に輸入された605台。
今回リコールの対象となるのは、2015年3月22日~2017年6月8日に輸入されたメルセデスAMG GT、メルセデスAMG GT Sの2車種605台。
不具合の箇所は、原動機(エンジンコントロールユニット)。
エンジンコントロールユニットの生産指示が不適切なため、誤った制御プログラムが搭載されている。触媒の経時劣化に対する冗長性が不足しており、排気ガス値が規制値を満たせないおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエンジンコントロールユニットの制御プログラムを正規プログラムに書き換える。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。