日産「ノート」など約48万台をリコール…走行不能のおそれ
日産自動車は、発電用エンジンに取り付けられているホースに不具合があり、最悪の場合、走行不能になるおそれがあるとして、2023年7月14日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2016年8月25日~2022年3月23日に製造された「ノート」「セレナ」など48万4,025台。
今回リコールの対象となるのは、2016年8月25日~2022年3月23日に製造された、ニッサン ノート、ニッサン セレナ、ニッサンMT キックスの3車種48万4,025台。
不具合の発生箇所は原動機(ブローバイホース)。発電用エンジンのブローバイガスを吸気管に導くブローバイホースにおいて、開発時の評価が不十分なため、ホース表面の劣化を防止するプロテクタの寸法が不足している。そのため、使用過程において、プロテクタで覆われていない部位のホース表面に亀裂が発生。最悪の場合、エンジンが始動せず走行中にモーターが停止、走行できなくなるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合が53件発生しているが、事故は起こっていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の当該ブローバイホースを対策品(プロテクタ延長品)と交換する。
また、使用者にはダイレクトメールなどで通知するほか、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。