プラゴとNavagis、アプリで充電を考慮したルートプランを提案する「充電ルートナビ」を提供開始。EVドライブ時の電欠の不安を解消

EVでのドライブでは、道中や目的地にあるEV充電ステーションの位置や充電口数などの静的情報と、その稼働状況や混雑時間帯などの動的情報を把握し、クルマの航続距離性能とバッテリー残量、さらには道路勾配など状況を考慮して、複雑なルート計画を立てる必要がある。

そのような複雑なルート計画作りを簡単な操作でEVユーザーに提供することを目的に、地図や位置情報を組み合わせたロケーションインテリジェンスを提供するNavagisと、Myプラゴなどのアプリ提供など多角的なEV充電ビジネスを手掛けるプラゴが提携し、「充電ルートナビ」を開発した。

同サービスでは、EVの車種やバッテリー残量に加えて、電費（でんぴ）に大きく影響する道路勾配などの走行環境を踏まえ、目的地までのルートと経由に適したEV充電ステーションをアプリ上に表示。推奨充電時間やEV充電ステーションの利用料金などの確認や予約もできる。

利用者は、乗っているEVの車種とその時点のバッテリー残量を入力するほか、「スピード優先」か「バッテリー残量優先」かを選択できるようになっている。

ルート検索のために考慮している要件は、以下の通り。

・充電ステーションの場所、充電出力、待ち時間予測
・充電開始時のクルマのバッテリー残量
・車両のバッテリー特性（バッテリーキャパシティ、充電プラグ：CHAdeMO／Tesla、最大受入能力、充電カーブなど）
・車両の物理特性（重量や形状に由来する航続距離の特性）
・勾配や高低差の情報

両社は、同サービスを通じて、電欠（でんけつ）の不安やEV充電ステーションを探す煩わしさのない快適な旅路の実現をサポートすることで、EVのユーザビリティを向上し、EVの利用拡大や購買意欲の醸成を目指す。