シームレステクノロジー、エンジン始動可否制御システム「セキュアリレー」の特許取得。飲酒運転・車両盗難防止に活用
シームレステクノロジーは8月27日、スマートフォンとBluetooth(ブルートゥース)で車の始動可否制御を行う技術「セキュアリレー」を開発し、特許を取得したと発表した。
セキュアリレーは、車のエンジン制御機器のヒューズを電気的に操作することで、エンジン始動を管理するシステム。エンジン始動を制御するヒューズと置き換え、リレーから電源を取得するのみで取り付けが可能。車の改造は不要で、保証にも影響がなく、原状復帰も容易に行える。
飲酒運転防止の用途では、既存のアルコールチェック機器と組み合わせることで、後付けでのアルコールインターロックシステムの実現が可能。飲酒を検出した場合、エンジンが始動しないようシステムで制御し、飲酒運転の防止や不正抑止に貢献する。
盗難防止の用途では、スマホ操作でエンジン始動のコントロールができる。車から離れると自動でセキュリティがオンになるなど、設定忘れを防止して利便性を向上した。
同社は、同技術を使用した車両盗難防止装置「ガルドム」を8月26日に発売。価格は、ランドクルーザー300用Aセットは14万円~、Bセットは9万円~(取り付け工賃別途)。適合車種は順次追加予定。