ルノー・ジャポン「メガーヌ R.S.」1,048台の改善対策を提出…先行車に追突するおそれ
ルノー・ジャポンは、メガーヌ R.S.のオートマチックトランスミッション・コントロールユニットに不具合があり、先行車に追突するおそれがあるとして、2024年9月12日、国土交通省物流・自動車局長に改善対策届を提出した。改善対象車は、2022年2月8日~2023年9月13日に製造された1,048台。
不具合の箇所は、オートマチックトランスミッション・コントロールユニット(ATCU)。
オートマチックトランスミッション・コントロールユニットに誤った制御プログラムが書き込まれたため、ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールが作動中に先行車に接近した際、一定速度まで減速した後の停止制御が正常に作動しない。減速制御の作動後にクリープ現象が続き、先行車に追突するおそれがある。
これまでに不具合が7件発生しているが、事故は起きていない。市場からの不具合報告により発覚、改善対策を届け出た。対策として、全車両のオートマチックトランスミッション・コントロールユニットの制御プログラムを正規プログラムに書き換え、左後席ドア下側のヒンジ固定ナットに白色ペイントを塗布する。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連の機関誌に掲載する。改善実施済車は、点検整備記録簿に記載する。