ホンダ「CBR400R」など5車種1,978台をリコール…前後方向指示器が速く点滅し、協定規則不適合
本田技研工業(ホンダ)は、CBR400Rなど5車種の方向指示器制御リレーの内部回路が不適切なため、前後方向指示器が速く点滅し、協定規則第53号の技術的な要件に適合しないとして、2024年9月19日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2024年2月14日~4月22日に製造された1,978台。
今回リコールの対象となるのは、2024年2月14日~4月22日に製造されたホンダ CBR400R、NX400、NX400L、CB650R、CBR650Rの5車種1,978台。
不具合の箇所は、灯火装置(方向指示器制御リレー)。方向指示器を制御するリレーの内部回路が不適切なため、後部片側方向指示器が故障した際に、方向指示器のスイッチを故障側へ操作した後、故障していない側へ操作すると、故障していない側の前後方向指示器が速く点滅することがあり、協定規則第53号に定める技術的な要件に適合しない。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。海外当局からの指摘により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の方向指示器制御リレーを対策品と交換し、車台番号打刻部付近に白色の識別ラベルを貼付する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。