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アウディ、最高出力630PSの限定モデル「RS 6 アバント GT」発売。国内10台限定

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アウディ、最高出力630PSの限定モデル「RS 6 アバント GT」発売。国内10台限定

アウディ ジャパンは10月3日、限定モデル「Audi RS 6 Avant GT(RS 6アバントGT)」を発表。世界で660台、日本国内で10台販売する。

RS 6 アバント GTは、「RS 6 アバント」の最高峰モデル。2020年製造の「RS 6 GTO concept」を進化させたスポーツグレードとなる。

エンジンは、4.0リッターV型8気筒TFSIツインターボエンジンを搭載。最高出力463kW(630PS)、最大トルク850Nm、0-100km/h加速は3.3秒を発揮する。48Vマイルドハイブリッドやエンジンの低負荷時は、8つのシリンダーのうち4つのシリンダーを休止させるシリンダーオンデマンド(cod)と8速ティプトロニックを組み合わせ、高性能と高効率を両立する。

スピードリミッターにより制限される最高速度は305km/hまで高め、ブレーキはレッドキャリパーのセラミックブレーキシステムを搭載した。駆動方式はquattro四輪駆動。

同モデル専用のセルフロッキング センターディファレンシャルは、理想的なトルク配分を計算してリヤホイールに分配することで、コーナリングのハンドリング限界で、アンダーステアを軽減できる。エンジンの駆動力を通常フロント40%:リヤ60%の比率でリヤアクスル寄りに分配し、路面状況に合わせ、トルクを自動的に適切なアクスルに伝える。最大70%をフロントアクスル、もしくは最大85%をリヤアクスルに配分することでドライビングダイナミクスが向上し、駆動力や加速の増加に貢献する。

ライトウェイトなアジャスタブルコイルオーバーサスペンションも初採用。ベースモデルのRS 6 アバントと比較して車高を10mm低くした。高いスプリングレート、3段階調整が可能なダンパー、フロント30%・リヤ80%と硬いスタビライザーにより、ボディのロールが減少した。

エクステリアは、ハイグロスブラックのシングルフレームグリルとエアインテークを装備。RS 6 アバント史上初、ルーフレールを廃止し、よりフラットでスポーティなシルエットを目指した。特別装備として、ボンネット、バンパー、フェンダー、リヤディフューザー、ルーフエッジスポイラー(ダブルウイング)、GTロゴが付いたAudi Sportによるブラックメタリックポリッシュトの6アームデザインの10.5J×22インチホイールを搭載する。カーボンパネルの多様等により、ベースモデルと比べ40kgの軽量化を実現した。

専用ホイールには285/30R22のハイパフォーマンスタイヤ「Continental Sport Contact 7」を装着。乾いた路面と濡れた路面の両方でグリップ力を、あらゆる速度域で正確なハンドリングを発揮し、100km/hから停止するまでの制動距離を最大2m短縮する。

インテリアは、ダイナミカとレザーによるコンビネーションのRS 6 GTロゴ付きRSバケットシート、RS 6 GT デザインパッケージ、ディープブラックダイナミカのデコラティブパネル、フラットボトム ステアリングホイール等を特別装備した。センターコンソールには限定モデルの証のシリアルナンバー(製造番号)を刻印している。

ネッカーズルム工場でのボディの製造と塗装工程が終了した後、ハイパフォーマンスモデルの小数生産を行っているベーリンガーホフ工場へと送られる。カーボンボンネット/フェンダー、ロッカーパネル、ダブルウイング、フロント・リヤエプロン、アジャスタブルコイルオーバーサスペンションなど、専用装備を手作業で組み付ける。

価格は2,820万円。国内では、クロノスグレーメタリック5台のオンライン販売を開始し、ミトスブラックメタリック5台は、今秋以降、順次販売店を通じた販売を予定している。

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