ポルシェ「Carrera GT」34台をリコール…ハンドルの操作性が低下し、衝突事故等を起こすおそれ
ポルシェジャパンは、Carrera GTのフロントとリヤサスペンションのトレーリングアームに不具合があり、最悪の場合、ハンドルの操作性が低下して衝突事故等を起こすおそれがあるとして、2024年9月5日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2004年3月19日~2006年6月28日に輸入された34台。
不具合の箇所は、フロントとリヤサスペンションのトレーリングアーム。材料選定時の耐食性の検討が不十分なため、耐食性能が不足している。長期間にわたり使用を続けると、アームのジョイント部が腐食して亀裂が生じるとともに、異音と振動が発生する。最悪の場合、アームが破断し、サスペンション機能が失陥することでハンドルの操作性が低下し、衝突事故等を起こすおそれがある。