仏ヴァレオとトタルエナジーズ、EV用新熱管理システム開発に向けパートナーシップを強化
ヴァレオとトタルエナジーズは10月18日、次世代電気自動車(EV)用の新熱管理システム開発に向けたパートナーシップを強化すると発表した。
ヴァレオは、電動化やADAS、インテリア、ライティングなどの分野に携わるフランスのテクノロジー企業。
トタルエナジーズは、フランスの総合エネルギー企業で、石油とバイオ燃料、天然ガスとグリーンガス、再生可能エネルギーと電力などを、世界規模でエネルギー生産して販売している。
両社は2022年から、バッテリーを最適な温度に保ち、自律性を向上させ、カーボンフットプリントを削減して火災のリスクから保護する液浸冷却ソリューション(誘電性液体)の共同開発に取り組んでおり、超急速充電におけるシステムのパフォーマンスを確認するための実証実験を進めている。
今回のパートナーシップの第2プログラムでは、車両の他の部分に新しい液浸流体の利点を拡張していき、よりエネルギー効率が高く、自律性が高いEV用の新しい熱管理システム開発を目的としている。
提携強化により、持続可能で環境に優しく、安全なEV向けのソリューションを提供するという両社のコミットメントを再確認するという。