ムサシ、ドダイと二輪・三輪EVの開発で協業。エチオピアでの普及目指す
武蔵精密工業(ムサシ)は10月24日、出資・協業先であるドダイと、エチオピアの二輪電気自動車(EV)普及を目指す覚書(MoU)を新たに締結したと発表。今後は、ムサシのテクノロジーを搭載した二輪・三輪EVの開発と市場投入を目指し、協議を進めていく。
ドダイは、エチオピアを拠点に二輪EVの組み立て・販売を手掛けるEVスタートアップ企業。3月にムサシがドダイに出資し、正式に協業を開始した。
ムサシの代表取締役社長である大塚浩史氏は、エチオピア現地で政府系のソブリンファンドを運営するEIH(Ethiopia Investment Holdings)CEOのDr. Brook Taye氏と会談し、エチオピア政府がEV普及を強力に推進していることを確認。会談の内容を踏まえ、MoUに基づき年末までに最終的な開発内容やスコープの確定を目指すとともに、ドダイへの追加投資の検討も進める。
ドダイとEIH間では、10月21日、エチオピア国内における二輪EV事業のジョイントベンチャー(JV)設立に関するMoUを締結。新JVはバッテリースワップステーションの運営を行い、ドダイが運用を、EIHが電力供給とステーション用地の提供を担う。今後12カ月間でアジス・アベバに100カ所のステーション設置を目指す。