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BMW、MINIクーパーのハイパフォーマンスモデル「ジョンクーパーワークス/コンバーチブル」をフルモデルチェンジ

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BMW、MINIクーパーのハイパフォーマンスモデル「ジョンクーパーワークス/コンバーチブル」をフルモデルチェンジ

ビー・エム・ダブリュー(BMW)は10月24日、MINIクーパーのハイパフォーマンスモデル「JOHN COOPER WORKS(ジョンクーパーワークス)」と「JOHN COOPER WORKS CONVERTIBLE(コンバーチブル)」の新型モデルを発売した。納車は2025年第1四半期以降を予定している。

MINIは、2002年からBMWグループで開発・生産・販売を行っているコンパクトカーブランド。2024年から新世代モデルに刷新し、3ドア、5ドア、コンバーチブルの3種類のボディタイプを持つ「クーパー」、電気自動車(EV)のみをラインアップしている「エースマン」、SUVタイプの「カントリーマン」の3モデルで構成している。

今回追加される2モデルは、走行性能と個性的なスタイリングを融合させたハイパフォーマンスモデルとなる。ジョンクーパーワークスは「MINIクーパー 3ドア」を、ジョンクーパーワークスコンバーチブルは「MINIクーパーコンバーチブル」をベースにし、発売済みの「MINI ジョンクーパーワークス カントリーマン ALL4」と合わせて、ガソリンエンジン搭載の「MINIジョンクーパーワークス」のラインアップを完成させた。

デザイン言語は、「カリスマティック・シンプリシティー」を採用。コンポーネントの数を減らしてシンプル化し、持続可能性を考慮して素材を選択。エクステリアとインテリアのデザインはすべて刷新し、素材からクロームパーツやレザーを排除して、リサイクルポリエステルやリサイクルアルミニウムを新素材として利用した。

エクステリアは、重要なものだけを残したサーフェスや、複雑な八角形の輪郭のフロントグリルを搭載した。LEDヘッドライトは、アダプティブライトとハイビームアシスタントを標準装備し、シグニチャーライトは、フロントとリアライトの点灯方法を3パターンから選択できる。Welcome/Good-byeライトは、車両のキーを持った状態で車両に近づいたり離れたりすると、フロントおよびリアのライトが挨拶をするように点滅する機能となっている。

MINI JOHN COOPER WORKS

パドルシフト付JCWスポーツステアリングやJCWスポーツシート、専用の赤色ボンネットストライプやルーフ、ミラーキャップカラー、17インチ&18インチの専用ホイール、ジョンクーパーワークスのエンブレムとロゴ入りレッドキャリパーのスポーツブレーキなどを特別装備し、MINIのハイパーパフォーマンスモデルであることを表現した。

MINI JOHN COOPER WORKS CONVERTIBLE

インテリアは、ステアリングホイールの背後に配置していたメーターパネルを廃止し、運転に必要な情報はヘッドアップディスプレイに映し出すことができる。ダッシュボードには新素材のリサイクルポリエステルを使用し、特別開発した製造プロセスにより、手入れしやすい構造となっている。最先端の有機ELテクノロジーを採用した大型の円形センターディスプレイは、直径240mmの高品質ガラスを使用して高感度タッチ機能を装備した。メインメニューは、各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作する。メーターパネル機能やAR機能付きナビゲーションシステム、メディア、電話、エアコンなどすべての操作を一括して行う。

パワートレインは、2.0リッター4気筒MINIツインパワーターボエンジンを搭載し、最高出力170kW/5,000rpm、最大トルク380Nm/1,500-4,000rpmとなる。7速ダブルクラッチトランスミッションや専用チューニングを施したスポーツサスペンション等の採用により、ドライビングパフォーマンスを向上し、さまざまな路面での走行安定性や、サーキットでの運動性能を発揮する。

先進安全機能も搭載し、高性能カメラ・レーダー・高性能プロセッサーによる解析能力により精度と正確性を向上した、ドライビングアシスト(アクティブ・クルーズ・コントロール、ストップ&ゴー機能付)や、車線変更警告システム、車線逸脱警告システム、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、リアにクロストラフィックウォーニングを標準装備した。パーキングアシスト機能やペダル踏み間違い急発進抑制機能、リバースアシスト機能、サラウンドビュー機能も採用している。

AI技術を活用し、音声会話のみで車両の操作や情報へのアクセスが可能な最新機能「インテリジェント・パーソナル・アシスタント」も搭載する。今までの音声入力とは異なり、より自然な会話に近い言葉でドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスの起動を可能にし、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習して、パートナーとしての役割を担うという。「Hey MINI(ヘイ・ミニ)」と呼びかけるか、ステアリングホイールのトークボタンを押すことで起動し、ナビゲーションや電話、ラジオ、空調管理など、主要な機能の操作が可能となる。音声操作によるコミュニケーションは、円型有機ELセンターディスプレイ上にグラフィック・テキスト・アバターからなるアニメーションの形で表示される。

主要メンテナンスが3年間無償となる「MINI TLC.」を全社に付帯し、クルマの維持費軽減に貢献する。メンテナンスにはタイヤやキーの破損や紛失の際の費用サポート等も含まれる。

価格は、ジョンクーパーワークスは536万円、ジョンクーパーワークスコンバーチブルは585万円。

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