ブリヂストン、インドで乗用車用プレミアムタイヤの生産増強と技術開発への投資を実行。サテライト・テクノロジーセンター機能を設置しエンジニアリングチェーン全体の技術開発能力を強化
ブリヂストンのインドのグループ会社であるブリヂストン インディア プライベート リミテッド(BSID)は、インド市場でのプレミアム・マス戦略を強化するための戦略的成長投資を実行し、プネ工場およびインドール工場での乗用車用プレミアムタイヤの生産能力増強を決定した。
ブリヂストン インディア プライベート リミテッド(BSID)による投資金額は約 8500 万米ドル(約 119 億円※1)で、2025 年初より順次着手し、プネ工場では 2029 年までに年産約 110 万本増強、インドール工場は、プレミアムタイヤ生産のための質向上投資が実施される。加えて、商品設計基盤技術「ENLITEN」 によるインド市場に最適なカスタマイズをした「断トツ商品」づくりのために、2025 年よりプネ工場内にサテライト・テクノロジーセンター機能を設置し、原材料企画から製品調査設計及びモノづくりまでのエンジニアリングチェーン全体の技術開発能力強化と迅速化が図られている。
ブリヂストンは、乗用車用プレミアムタイヤビジネスにおいて、安定した経済成長や、インド国内の自動車保有台数、生産台数の増加を背景に、インド市場を成長マーケットと位置づけている。中長期に渡って乗用車用タイヤ全領域、および、高インチタイヤ を含むプレミアム領域における需要伸長の追い風を最大限掴むとともに、“新たなプレミアム”とする商品設計基盤技術「ENLITEN」を搭載する「断トツ商品」を強化、拡大していくことで、インド市場におけるプレゼンスを高め、マーケットリーダーポジションをより強固なものにしていく。