極東開発工業「いすゞ エルフ」など6車種751台をリコール…突入防止装置の設計ミス
極東開発工業は、いすゞ エルフなど6車種の3分割式突入防止装置に不具合があり、全幅2,000ミリメートル以上の自動車に装着すると保安基準第18条の2に適合しないとして、2024年11月11日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年4月26日~2024年8月2日に製造された751台と、テールゲートリフタとして出荷し、組み付けた可能性のある車両が特定できないものの一部。
今回リコールの対象となるのは、以下の通り。
・2021年4月26日~2024年8月2日に製造されたいすゞ エルフ、日野 デュトロ、三菱 ふそうキャンター、トヨタ ダイナ、UDトラックス カゼット、マツダ タイタンの6車種751台
・2021年9月16日~2024年8月5日にテールゲートリフタとして出荷し、組み付けた可能性のある車両が特定できないパワーゲートGII1000 36台
不具合の箇所は、3分割式突入防止装置。設計時の確認が不十分なため、全幅2,000ミリメートル以上の自動車に装着した場合、装置の両側後面の有効表面積が420平方センチメートルに満たず、保安基準第18条の2に適合しない。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内調査により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の突入防止装置の両側を対策品に交換し、運転者席側ドア開口部のドアロックストライカ付近にNo.5572のステッカーを貼付する。
使用者には直接訪問またはダイレクトメールで通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。