マツダの手動運転装置付き車両「Self-empowerment Driving Vehicle」が 「発明奨励賞」を受賞
マツダの手動運転装置付き車両「Self-empowerment Driving Vehicle(セルフ エンパワーメント ドライビング ビークル、以下SeDV)」が、令和6年度中国地方発明表彰の「発明奨励賞」を受賞した。地方発明表彰は、地方における発明の奨励・育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的に、1921年に創設された。全国8つの地方に分けて、各地方において優れた発明、考案または意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものである。
今回、受賞対象となったSeDVは、顧客が自分の意志で移動し、行動することをサポートする選択肢の一つとしてマツダが提案する、手動運転装置付き車両だ。
「MAZDA CX-30 SeDV」および「MAZDA MX-30 SeDV」では、リング式アクセルを採用することによりアクセルの操作性を向上。コーナリング時でも速度維持が容易で、長時間の運転疲労を軽減しながら「走る歓び」をサポートする。また、手動運転と通常運転を簡単に切り替える機能により、足の不自由な方が、ご友人やご家族と運転を交代しながらドライブを楽しむことができる。さらに、これらSeDVの開発においては、ベース車の開発と並行して手動運転装置の設計を進めた結果、運転席の空間を確保しながら乗降性を高めるとともに、価格も抑えることができた。
※1 市販予定車
※2 写真は車いすを電動収納できるオートボックス(ミクニ ライフ&オート製)装着車。現行モデルは注文受付が終了されている。