小松製作所「コマツ GD675-6」79台をリコール…ステアリングポストが固定できなくなるおそれ
小松製作所は、コマツ GD675-6のステアリングポストのガススプリング内部構成部品の組み付けに誤りがあり、ガススプリング内部のロックが機能しなくなるおそれや、ステアリングポストが固定できなくなるおそれがあるとして、2024年10月2日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年5月17日~2024年7月26日に製造された79台。
不具合の箇所は、ステアリングポスト。
グレーダのステアリングポストにおいて、ガススプリング内部構成部品の組み付け指示がが不適切なため、プッシュバルブとブラケットが接触して組み付けられたものがあり、運転中の振動によりプッシュバルブが押され、ガススプリング内部のロックが機能しなくなるおそれがある。
加えて、ガススプリングのピストン内部のワッシャの枚数が不足しているものがあり、運転中の振動により当該ピストン内部の油が漏れることがある。そのまま使用を続けると、ステアリングポストが固定できなくなる。
改善措置として、全車両のガススプリング一式を対策品に交換し、ガススプリング上部に⽩⾊のマーキングをする。使用者には、直接電話またはダイレクトメールで通知するとともに、自社ホームページに掲載する。