日野「日野レンジャー」など2車種278台をリコール…火災に至るおそれ
日野エンジニアリングアネックスは、日野レンジャーなど2車種の予熱装置用電源ハーネスに不具合があり、最悪の場合、短絡して火災に至るおそれがあるとして、2024年11月28日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2004年11月25日~2022年12月19日に製造された278台。
今回リコールの対象となるのは、2004年11月25日~2022年12月19日に製造された日野レンジャー、日野プロフィアの2車種278台。
不具合の箇所は、エンジンオイルの予熱装置用電源ハーネス。作業指示が不十分だったため、端子の絶縁処理が適切に行われていないものがある。通電時の発熱により絶縁処理に使用した素材が炭化して絶縁破壊が起き、最悪の場合、短絡による火災に至るおそれがある。
これまでに不具合が20件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の予熱装置用電源ハーネスを良品に交換し、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.5581のステッカーを貼付する。
使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問で通知し、日整連の機関誌に掲載する。