TECHNOLOGY
日産e-4ORCEは月を走れるか?[JAXAと日産の共同研究]


月面の走行性能を確保するには、どのような性能が必要かを把握するために、JAXAが手作りした月面ローバの研究機。日産は4WDの制御技術開発を担当する。現在はさまざまな研究機関が個別に担当分野の研究を行なっている段階で、実際に月に送る仕様をどこが製造するかは、まだ決まっていない。地球上での研究機なので、空気入りのゴムタイヤが使われているが、月はほぼ真空なので、実機では別の仕様を考える必要がある。

砂地を走行するには、砂の抵抗に打ち勝つだけの駆動力をタイヤにかける必要があるが、駆動力が大きすぎても、砂を掘ってタイヤが沈み、抵抗はますます増える。それに打ち勝つだけのトルクをかけようとすると......という無限ループに陥るのが、スタックするプロセス。そうならないような空転量の制御が行なえるよう、砂の挙動を解明するのが出発点となる。日産では、市販車ベースの実験機によるテストも並行して行なっている。

