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住友ゴム、耐偏摩耗性能とライフ性能を大幅に向上させた大型ダンプ向けリブラグタイヤを新発売

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住友ゴム(本社:兵庫県神戸市)は、耐偏摩耗性能とライフ性能を大幅に向上させた、舗装路走行をメインとする大型ダンプ向けのリブラグタイヤDUNLOP(ダンロップ)SP541(エスピーゴーヨンイチ)を、2023年3月1日から順次発売することを発表した。全7サイズ、オープン価格。

総合性能比較グラフ
総合性能比較グラフ

新しいSP541タイヤは、センター部とショルダー部の接地形状バランスを整えることで、様々な走行条件下での接地圧が均等になり、耐偏摩耗性能が大幅に向上(※1)。さらに新開発の「クランクサイプ」を採用した独自のパターンと「S.A.微粒子カーボンⅣ」を使用することでブロック剛性を高め、従来品SP521比1.2倍以上のロングライフを実現した。

また、使い切る直前までサイプ(※2)が残るよう深溝化することで、エッジ成分によってウエット性能が長く持続する(※2)。舗装路をメインに様々な路面を走行するダンプ車両において、耐偏摩耗性能・ライフ性能・ウエット持続性能を向上することで、使い切り感を重視したタイヤが完成した。

SP541商品特長

接地形状バランスを調整し耐偏摩耗性能が向上

均一に摩耗させるために接地形状をフラット化し、センター部とショルダー部のバランスを整えることで、直進時・旋回時の接地圧を均一化。さらに、センター溝深さとショルダー溝深さの差を小さくすることでセンター摩耗を抑え、耐偏摩耗性能を大幅に向上させた。

新開発パターンと進化したカーボンでライフ性能が1.2倍以上向上

新開発の「クランクサイプ」は、緩やかなクランク形状と適切なサイプ間距離によって隣り合うブロック同士が支え合う。その結果、ブロックの高剛性化とウエット性能に寄与するサイプの深溝化との両立が可能になった。カーボンとポリマーの吸着点を増やした「S.A.微粒子カーボンⅣ」を採用することで、カーボンとポリマーの結合力が強化され、ライフ性能が従来品SP521比で1.2倍以上向上している。

サイプを深くしウエット性能が持続する

従来品SP521では摩耗後期に一部のサイプが消失していたが、深溝化することで主溝がなくなる直前までサイプが残る。多くの水を掻き出すエッジ成分が維持され、ウエット性能が持続。また、パターンイメージの変化が小さいことから、ユーザーが最後まで安心して使用できる。

発売サイズ

※1 従来品DUNLOP SP521との比較
※2 タイヤのトレッド部に刻まれる細かい溝

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