三菱ふそう「ふそうファイター」1,435台をリコール…排気ブレーキが不作動になり、エンジン制御灯が点灯するおそれ
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ふそうファイターのエンジンECUの制御プログラムが不適切なため、排気ブレーキが不作動になり、エンジン制御警告灯が点灯するおそれがあるとして、2024年6月27日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年2月4日~2024年2月29日に製造された1,435台。
不具合の箇所は、制動装置(排気ブレーキ)。エンジンECUの制御プログラムが不適切なため、排気ブレーキ駆動用ギヤがストッパーに対して想定を超える速度で当たることがあり、事象が繰り返されると排気ブレーキ駆動用ギヤと中間ギヤが破損して排気ブレーキが不作動になり、エンジン制御警告灯が点灯する。
これまでに不具合が46件発生しているが、事故は起きていない。社内情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエンジンECUの排気ブレーキ制御プログラムを対策品に書き換えるとともに、排気ブレーキ一式を新品に交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。