タイミングベルトに不具合が発覚。Stellantisジャパンが「プジョー 208」など約27,000台をリコール
ステランティスジャパンは、原動機(タイミングベルト)に不具合が発覚したことを受け、2023年2月22日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2014年9月9日~2020年8月31日に輸入された計26,994 台。
リコールの対象となるのは、以下の6車種26,994 台:
・プジョー「208」「2008」「308」
・シトロエン「C3」「C4」
不具合の部位は、原動機(タイミングベルト)。特定の燃料や添加剤の影響によるエンジンオイルの変質のため、エンジンオイルに浸された構造のタイミングベルトの劣化が進行しているものがある。ベルトの表面が剥離してブレーキバキュームポンプが破損し、ブレーキ倍力装置の機能が低下するおそれがあるとのこと。
これまでに不具合は発生しておらず、事故も起きていない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。
改善措置として、全車両のタイミングベルトを点検し、劣化が確認された場合はタイミングベルト、バキュームポンプ、オイルフィルターを新品に交換。また、エンジンECUのソフトウエアを対策プログラムに更新し、倍力装置の機能低下に関する警告機能を追加する。
使用者にはダイレクトメール等で連絡を行うという。