制動力の保安基準適合性検査が不適切。日野が「日野レンジャー」「日野プロフィア」161台をリコール
日野は車両製作工場の出荷検査が不適切であったとして、2023年2月28日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年10月31日~2022年12月19日に製造された161台。
日野の発表によると、車両製作工場の出荷検査において、駐車制動装置の制動力検査設備の設定が不適切なため、制動力の保安基準適合性検査が適切に行われていなかったものがあるという。
これまでに不具合は発生しておらず、事故も起きていない。社内情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の出荷後の検査履歴を確認し、未実施の車両は指定整備工場において自動車検査員による検査を行う。また、保安基準に関する不具合が認められた場合は是正する。
使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問で通知するという。