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入間市がEV公用車を使ったカーシェアリングをスタート。加速するカーボンニュートラル

自治体によるEVのカーシェアリング

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入間市がEV公用車を使ったカーシェアリングをスタート。加速するカーボンニュートラル

埼玉県入間市が導入した10台のうち2台は、公用時以外に一般の人も利用できる。カーボンニュートラルに向けた動きを具体化する背景には、国の脱炭素化政策がある。

埼玉県入間市は、カーボンニュートラルへの取り組みの一環として、10台の電気自動車を公用車として導入した。10台のうち2台は、平日の夜間や土日など、公用時以外に一般の人も利用することができる。

いわば、自治体によるEVのカーシェアリングだ。入間市はSDGsへの総合的な取り組みを進める中で、カーボンニュートラルに向けた動きを具体化している。

入間市のEVカーシェアリング概要

今回スタートしたEV公用車のカーシェアリングは、利用手続きが簡単に行えるよう設計されている。Webから会員登録を行い、スマホに専用アプリをダウンロードすれば、予約、カギの開け閉め、決済までスマホですべて行える。自治体のサービスでありがちな、書類の提出や対面による手続きは不要だ。

・貸出車両:日産リーフ(1台)、日産サクラ(1台)
・利用可能時間:(平日)19時~翌朝7時、(土日祝日)終日 ※平日の日中は利用不可
・料金:15分220円~ ※利用途中での充電料金無料

民間のEVカーシェアリングサービス(eemo)のシステムを利用し、運営は公募で選出された「入間市EV活用ゼロカーボン推進チーム(代表企業:入間ガスス)」が担当する。

また、EVの導入に合わせて、市役所の正面玄関前と本庁舎立体駐車場にPPA(第三者所有方式)による太陽光発電設備も整備する。発電した電力はEVへの充電に充てられ、余剰電力は市役所の本庁舎で利用される。災害発生時も、移動蓄電池として避難所等で電力供給に使われる。

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