高電圧バッテリーの不具合でモーターが停止するおそれ…「BMW i4 eDrive40」など7車種約1,900台をリコール
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、高電圧バッテリーの不具合により、最悪の場合、モーターが停止するおそれがあるとして、2023年3月13日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年8月20日~2022年12月29日までの間に製造された1,872台。
今回リコールの対象となるのは、2021年8月20日~2022年12月29日に製造された、i4 eDrive40、i4 M50、i7 xDrive60、iX3 M Sport、iX xDrive50、iX xDrive40、iX M60の7車種1,872台。
不具合の部位は、電気装置(高電圧バッテリー)。バッテリーマネジメントエレクトロニクス(SME)において、ソフトウェアが不適切なためシステムの誤診が起きる可能性がある。稀に充電の停止や高電圧システムがシャットダウンし、モーターの出力およびレスポンスが低下。最悪の場合、モーターが停止するおそれがあるとのこと(モーターが停止した場合、車両をオフ/オンすることにより再度走行することは可能)。
これまでに不具合が1件発生しているが、事故は起きていない。ドイツ本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。
改善措置として、全車両のSMEを対策プログラムへ書き換える。なお、プログラムの書き換えは、下記のいずれかで行う。
1.販売店に入庫して診断機により実施する。
2.対象車両へ遠隔配信にて配信し、使用者自身でインストールしてもらう。
また、使用者にはダイレクトメール等で通知、もしくは車両に直接インカーコミュケーションメッセージを送信するという。