排出ガス性能が規制基準値に適合しなくなるおそれ……範多機械「アスファルトフィニッシャ」約2,400台をリコール
範多機械は、エンジン制御用ECUの不具合により最悪の場合、排出ガス性能が規制基準値に適合しなくなるおそれがあるとして、2023年4月3日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2014年4月21日~2022年12月8日に製造された2,417台。
リコールの対象となるのは、HANTA・住友の「アスファルトフィニッシャ」で、不具合の部位は一酸化炭素等発散防止装置。
アスファルトフィニッシャのエンジン制御用ECU(以下、ECU)において、インジェクタ等への装置機差の補正値入力が不適切なものがある。このため、型式指定装置としての性能を保証する事が出来ず、最悪の場合、排出ガス性能が規制基準値に適合しなくなるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合は2件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のECUの適合性を確認し、適合しない場合は補正値を入力したECUに交換する。
全使用者を把握しているため、直接電話や訪問等で周知するという。また、改善実施済車には、操作パネル側面に「No.5287」のステッカーを貼り、確認実施済車にはECUに黒色ペイントを塗布する。