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BYD DOLPHINを測って測って測りまくる。|52枚の写真と 75の数字でみる「イルカ」の全貌

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BYD DOLPHINを測って測って測りまくる。|52枚の写真と 75の数字でみる「イルカ」の全貌

2024年6月、BYDは日本国内第3弾となるEV「SEAL」の販売を開始。コンパクトSUVの「ATTO3」、コンパクトハッチバックの「DOLPHIN」、フラッグシップモデルの「SEAL」と、これで日本市場に3つのモデルが出揃った。以前SEALの車体を測りまくったTOPPER編集部員たちは「よし、残りの2台も図りまくろう」と計画。今回は、日本展開2番目モデルとなる「DOLPHIN」がターゲットだ。測って測って測りつくすぞ~。

PHOTO:村上弥生 TEXT:石原健児

モチーフは「イルカ」、日本国内第2弾のコンパクトEV

「DOLPHIN」は2023年9月にBYDが日本国内第2弾として発表したコンパクトEV。海洋生物の自由さや美しさから着想を得たデザインコンセプトカー「海洋シリーズ」最初のモデルとしてリリースされた。カラーバリエーションは全7色。今回お借りしたのは「コーラルピンク」。カワイイ色合いの1台だ。

横から見た姿は滑らかな流線型のフォルムが印象的。全長は424cm。テレビなどでよく見かけるバンドウイルカとほぼ同じ大きさなのは偶然だろうか。そして高さは156cm。日本モデルは立体駐車場などでの利用を考慮し、海外モデルに比べ2cm車高を下げているという。ホイールベースは255cmで、これは日産ノートとほぼ同じ。床面は高さ20cmと乗り降りしやすいサイズだ。

まずは、各ドアを全開にしてみる。フロントフードのオープナーはステアリングの右下にある。フロントフード自体の開口高は75cm、床からフロントフードTOPまでの高さは161cm、ドアをMaxに開いた幅は350cm。以前試乗したSEALはそれぞれ187cmと374cmだったが、比較的コンパクトな車体だ。車幅は170cm、度々比較して申し訳ないが日産ノートとほぼ同じサイズ。

フロントフードはサポートロッドで支える方式で、フロント部分も縦48cm、幅136cmとコンパクト。フードを開けるとメカニック部分が現れた。EVらしくスッキリとした印象だ。バッテリーは車体と一体化し車両下部へ収納されている。

せっかくフルオープンにしたのだから、ついでにドア開放時の幅も測っておきたい。フロントドアの開放角度は3段階、リアドアは2段階の造り。フロントドアは1段階で54cm、2段階で70cm、全開にすると90cmだ。バックドアは1段階で50cm、全開で93cmとフロントより若干広め。

車内の広さを測りまくる。 - コンパクトながら十分な広さを確保

著者
石原健児

取材ライター。
1966年東京生まれの北海道育ち。大学卒業後、イベント関連企業、不動産業を経て印刷業へ。勤務先のM&A・倒産をきっかけに2016年からライター業を始める。医療系WEB媒体、ビジネス誌「クオリタス」などで活動。医師、弁護士、企業経営者、エンドユーザーなどを対象に取材してきた。総取材人数はだいたい1500人。就学前までに自動車や転落事故で「九死に二生」位は得ていると思う。最近好きな言葉は「生きてるだけで丸儲け」。

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