開く
NEWS

UDトラックス、フラッグシップモデル「Quon GW 6×4新型トラクター」を2023年4月4日全国一斉発売

公開日:
更新日:
UDトラックス、フラッグシップモデル「Quon GW 6×4新型トラクター」を2023年4月4日全国一斉発売

UDトラックス(本社:埼玉県上尾市)は、フラッグシップモデルの「Quon GW 6×4新型トラクター」を2023年4月4日より全国一斉に発売した。

Quon GW 6×4新型トラクターは、UDトラックスが重量物輸送用に開発したフラッグシップモデル。13リットルエンジンによるパワーとトルクを省燃費性能と両立。アクティブステアリングによる運転のしやすさと、確実でスムーズな制動力で人にも積荷にも優しいトラックを実現したという。

4つの主な特徴

【走る】圧倒的パワーでゆとりある快適な走りを提供。GH13エンジンとさらに進化したESCOT-Ⅶ

エンジンは連結車両総重量(GCW)60トン以上を確保するため、最大530ps(馬力)のバリエーションを設定。また、12段電子制御式オートマチックトランスミッションは、素早く滑らかな変速を可能にした「ESCOT-Ⅶ」を採用。

【曲がる】運転疲労を軽減し安全に寄与するUDアクティブステアリング

UDアクティブステアリングをGW 6x4新型トラクターに標準装着。重量物輸送において、ドライバーがステアリングを回す力は空車時と積車時で大きく異なるため、この機能はドライバーの運転疲労を軽減し安全に寄与する。

参考:UDアクティブステアリング概要

【止まる】補助ブレーキとエンジンブレーキ、ディスクブレーキの組み合わせにより、確実でスムーズな制動力

大容量流体式リターダーは、重量物輸送の降坂時でも高い制動力を実現。国産車で唯一採用されているディスクブレーキとエンジンブレーキを組み合わせることで、確実で優れた制動力を発揮する。バイパスなどの勾配を下る際にも、最小限のフットブレーキで車速を維持しながら制御することが可能だという。

積荷にもドライバーにも優しいエアサスペンションは車高調整機能により連結作業の効率もアップ

第五輪荷重16トンと18トンクラスの国産車で、リヤにエアサスペンションを初めて設定。精密機器などの輸送にも適し、鋼材などの重量物を積載しても固縛ワイヤーの緩みが少なくなる。空車時の快適な乗心地も、ドライバーの疲労を大幅に軽減する。

内外装

フラッグシップモデルとして、GW専用の内外装を設定。外観では、ダーククロームメッキの専用グリル、シルバーメッキのヘキサゴングリルと3本のバー、専用エンブレム、チンスポイラーを装備。内装では、ブラック系の専用シートとブラックレザーステアリングホイールを標準装備した。

2024年問題――物流を止めないためにトラックメーカーが貢献できること

国内輸送の9割を担うトラック輸送は、ドライバー不足や環境問題、燃料価格の高騰といった深刻な課題に直面している。特に、2024年4月1日からドライバーの時間外労働時間の上限が960時間に制限される影響で、2030年には国内の荷物の35%が運べなくなる可能性があると言われている(※1)。UDトラックスは、輸送効率やドライバーの生産性向上に向けてフラッグシップモデルの開発に取り組んできたという。

同社は、2023年3月に物流会社のドライバー400名を対象に実施した意識調査を行った。「自分が不慣れな車両を運転することに不安を感じるか」という問いに対して、約7割のドライバーが「不安を感じる」と回答。8割強のドライバーが「誰でも運転しやすいトラックやトラクターを求めている」ことがわかったという。

参照:4月4日付 意識調査に関するプレスリリース

※1:野村総合研究所の試算による

PICK UP