ハイビームが点灯しないおそれ。トヨタ「シエンタ」など約52,000台をリコール
トヨタは、シエンタなど2車種の運転支援装置のAHS(アダプティブハイビームシステム)の制御プログラムが不適切なことにより、ハイビームが点灯しなくなるおそれがあるとして、2023年4月6日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年6月15日~2023年1月10日に製造された5万2,502台。
今回リコールの対象となるのは、2022年6月15日~2023年1月10日に製造された、シエンタ、クラウンの2車種5万2,502台。
運転支援装置のAHS(※1)において、制御プログラムが不適切なため走行用前照灯(ハイビーム)が自動消灯の直後に再点灯する場合、配光制御ができなくなることがある。警告メッセージが表示され、ハイビームが点灯しなくなるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合は81件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の前照灯用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。また使用者には、ダイレクトメール等で通知するという。
※1:アダプティブハイビームシステム:周辺環境と運転状況に応じて、ハイビームの配光を制御し、前方視界確保を補助するシステム