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ジュリアのタイヤ交換

福野礼一郎のTOKYO中古車研究所™ 第155回

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ジュリアのタイヤ交換

「TOKYO中古車研究所」などと大袈裟なタイトルですが、私=福野礼一郎が1993年から2012年まで自動車雑誌3誌で152回連載し、多くの方に読んでいただいた連載記事のタイトルの復刻です。Topper編集部の依頼で11年ぶりに連載再開しますが、内容的には単なる「私的ブログ」です。Topperのコンテンツの中では一人浮いてると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
TEXT&PHOTO:福野礼一郎(Rei-ichiro FUKUNO)

(本文文字量6300字) *通常は雑誌1ページで2000〜2500字

青森から自走して走ってきたジュリアは良心的中古車屋「スティックシフト」にいったん入庫、都内のアルファロメオ・ディーラーで点検をして保証の継続手続きを行い、ETCを装着してから名義変更してもらいました。品川ナンバーを装着してから大田区下丸子にあるカービューティプロ尾山台に回送、2003年にロールスロイスの大掃除(=プチレストア)をしたとき以来これまた長いことお世話になっている同社の田中健介名人に、塗装研摩とコーティングをしてもらいました。

残念ながら仕事のスケジュールで健介さんの研磨作業中には下丸子に伺えなかったのですが、仕上がったクルマの納車の儀を改めて荒井さんがおこなってくれたところ、青森での初対面時とはまったく別のクルマのように生まれ変わっていました。2年間の在庫期間でついた塗装のシミや小傷や汚れは、入念な洗車とコンパウンドのヘビーポリッシュで研磨して消滅。いまのクルマの塗装は2Kですから、研磨してもクリヤ層が減るだけです。最後の仕上げにコーティングをしてもらいました。

著者
福野礼一郎
自動車評論家

東京都生まれ。自動車評論家。自動車の特質を慣例や風評に頼らず、材質や構造から冷静に分析し論評。自動車に限らない機械に対する旺盛な知識欲が緻密な取材を呼び、積み重ねてきた経験と相乗し、独自の世界を築くに至っている。著書は『クルマはかくして作られる』シリーズ(二玄社、カーグラフィック)、『スポーツカー論』『人とものの讃歌』(三栄)など多数。

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