前輪ブレーキが効かなくなるおそれ。ホンダ「スーパーカブ110プロ」など2車種1,920台をリコール
本田技研工業(ホンダ)は、スーパーカブ110プロなど2車種の制動装置において、前輪ブレーキホースの車体への組付け作業が不適切であることから。最悪の場合、前輪ブレーキが効かなくなるおそれがあるとして、2023年5月25日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年9月12日~2023年2月27日に製造された1,920台。
今回リコールの対象となるのは、2022年9月12日~2023年2月27日に製造された、スーパーカブ110プロ、スーパーカブ110MDの2車種1,920台。
不具合の箇所は、制動装置(前輪ブレーキホース)。制動装置において、前輪ブレーキホースの車体への組付け作業が不適切なため、正しい位置に組付けられていない。そのため、当該ホースがホースガイド端部と接触し、そのまま使用を続けると当該ホースが損傷。最悪の場合、ブレーキ液が漏れ、前輪ブレーキが効かなくなるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合は4件発生しているが、事故は発生していない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の前輪ブレーキホースを新品と交換し、正しい位置に組付ける。また、使用者にはダイレクトメールで通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載するという。