ポンプもしくは駆動軸が脱落するおそれ。極東開発工業「日野プロフィア」111台をリコール
極東開発工業は、日野プロフィアのアルミタンクローリの積荷排出用ポンプにおいて、設計時の剛性検討が不十分なため、ポンプもしくは駆動軸が脱落するおそれがあるとして、2023年5月31日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2017年11月17日~2022年3月30日に製造された111台。
不具合の箇所は、タンクローリーポンプブラケットとセンタベアリングブラケット。アルミタンクローリの積荷排出用ポンプにおいて、設計時の剛性検討が不十分なため、当該ポンプを取り付けているブラケット、及びポンプの駆動軸同士を連結するセンタベアリングのブラケットの剛性が不足している。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ポンプもしくは駆動軸が脱落するおそれがあるとのこと。
これまでに不具合が1件発生、事故は発生していない。市場調査により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、下記の対応を行う。
1.全車両、ポンプブラケットへ補強を追加する。
2.全車両、センタベアリングブラケットを対策品に交換する。
3.配管固縛ステーの追加が必要な仕様においては、当該ステーを追加する。
4.全車両、配管の亀裂有無を確認し、亀裂が確認された場合は補修工事を実施、もしくは配管を新品に交換する。
また、使用者には直接訪問またはダイレクトメールで通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載するという。