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独アウディ、使用済みリサイクルガラスをEV「Q4 e-tron」のフロントガラスに標準採用

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独アウディ、使用済みリサイクルガラスをEV「Q4 e-tron」のフロントガラスに標準採用

独アウディはパートナー企業3社と協力し、ダメージを受けた自動車用ガラスから「Q4 e-tron」用の新しいフロントガラスを製造。2023年9月から生産に使用する。

アウディはReiling Glas Recycling、Saint-Gobain Glass、Saint-Gobain Sekuritの3社と協力し、リサイクルされた素材を市販モデルの生産に組み込む方法を採用した「GlassLoop」プロジェクトを推進している。

約1年をかけて、ダメージを受けた自動車用ガラスから「Q4 e-tron」用の新しいフロントガラスを製造する方法を共同でテストし、本格稼働させる準備を整えた。使用済みの車両ウインドウを小さな破片に粉砕し、接着剤の残留物など、ガラス以外の素材を除去。ガラス顆粒を溶解し、自動車用板ガラスの製造に再利用する。

この方法で製造されたガラスの二次含有量は最大30%。現在計画している「Q4 e-tron」の生産台数に対して十分な量のリサイクル素材の提供を目指す。

リサイクルされたフロントガラスは、2023年9月から「Q4 e-tron」の生産に使用される予定。

この取り組みでアウディはドイツのサステナビリティ プロジェクト アワードの「リサイクルコンセプト」部門を受賞。

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