塵芥車のハイマウントリアパネル内配線不備が発覚。「いすゞ エルフ」など6車種1,501台をリコール
モリタエコノスは、小型回転式塵芥車において、ハイマウントリアパネル内の右側配線の処置が不適切なことにより、最悪の場合、重大事故につながるおそれがあるとして、2023年6月16日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2014年3月28日~2021年3月24日に製造された1,501台。
今回リコールの対象となるのは、2014年3月28日~2021年3月24日に製造された、トヨタ ダイナ、ニッサン アトラス、マツダ タイタン、日野 日野デュトロ、いすゞ エルフ、三菱 ふそうキャンターの6車種1,501台。
不具合の発生箇所は、塵芥車のハイマウントリアパネル内配線。小型回転式塵芥車において、ハイマウントリアパネル内右側配線の処置が不適切なため、後部扉を開閉する際に後部扉付属部品と接触し断線することがある。そのため、方向指示器及びその他車両後部の灯火が不点灯、または点滅回数が保安基準を満たさなくなり、最悪の場合、重大事故につながるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合が11件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、ハイマウントリアパネル右側に新たに配線保護カバーの取付けを行う。また、使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問で通知し、自社ホームページにも掲載する。