補助制動灯やドアロックが機能しないおそれ。トヨタ「GRヤリス」153台をリコール
トヨタ自動車は、バックドアの防水用キャップが組付けられていないため、高圧洗車などを利用すると電気配線が被水し、さまざまな箇所で機能不良になるおそれがあるとして、2023年6月23日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年1月25日~2023年2月13日に製造された153台。
今回発覚した不具合は、車体に防水用キャップが組付けられていないこと。バックドアの防水用キャップにおいて、作業指示が不適切なため、当該キャップが組付けられておらず、高圧洗車等により電気配線が被水することがある。そのまま使用を続けると、コネクタ端子に錆が発生して導通不良となり、番号灯、補助制動灯およびドアロックなどが機能しなくなるおそれがあるという。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の防水用キャップを追加するとともに、番号灯および電気配線を新品に交換する。また、使用者にはダイレクトメールなどで通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載するとのこと。