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ブレーキランプが点灯し続け、後続車に伝わらず衝突のおそれ。BRPジャパン「SPYDER RT」など2車種561台をリコール

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ブレーキランプが点灯し続け、後続車に伝わらず衝突のおそれ。BRPジャパン「SPYDER RT」など2車種561台をリコール

BRPジャパンは、リヤブレーキランプスイッチのシール設計と内部部品の設計が不適切なため、ブレーキランプが点灯し続け、後続車にブレーキ操作を行っていることが伝わらず、衝突の危険性があるとして、2023年6月23日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年12月11日~2023年1月18日に輸入された561台。

今回リコールの対象となるのは、2019年12月11日~2023年1月18日に輸入された、BRP SPYDER RT、BRP RYKERの2車種561台。

不具合の箇所はブレーキランプスイッチ。以下の状態でそのまま走行すると、ブレーキ操作が行われていることが後続車に伝わらないため、衝突する危険性があるという。

1.リヤブレーキランプスイッチにおいて、シール設計が不適切であるため、シール部から侵入した異物が電気部品に付着し、時間の経過とともに汚染と腐食より当該スイッチが短絡することがある。そのため、ブレーキ操作にかかわらず、ブレーキランプが点灯し続けるおそれがある。

2.リヤブレーキランプスイッチにおいて、内部部品の設計が不適切なため、部品間に過度の摩擦が発生。スイッチ内部に取付けられているバネの戻りが悪くなり、ブレーキレバーを離してもバネが元の位置まで戻らないことがある。そのため、ブレーキ操作にかかわらず、ブレーキランプが点灯し続けるおそれがある。

これまでに不具合が3件発生しているが、事故は発生していない。本国メーカーからの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、下記の対応を行う。

1.リコール対象車のブレーキランプスイッチにバネを取り付ける。
2.ブレーキランプスイッチを交換してから、ブレーキランプスイッチにバネを取り付ける。

また、使用者にはダイレクトメールで通知するという。

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