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西武バスら5社、中型バス車両による自動運転実証実験を実施

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西武バスら5社、中型バス車両による自動運転実証実験を実施

西武バスは7月12日から、先進モビリティ、日本ペイント・インダストリアルコーティングス(日本ペイント)、日本電気(NEC)、NECネクサソリューションズと共同で中型バス車両による自動運転実証実験を行う。

2021年2月~3月に実施した実験と同様、西武バス路線である西武池袋線の飯能駅南口と美杉台ニュータウン(飯能営業所管内)間で、自動運転レベル2(※)の実証実験を行う。

通常のバスも運行している中で自動運転バスを走行し、アクセル、ブレーキ、ハンドルを自動操作する。不測の事態に備え、運転席には乗務員が着席する。

※自動運転レベル2

JASO TP-18004および国土交通省の報道資料(2021年12月11日発表)「自動運転車両の呼称」より作成
JASO TP-18004および国土交通省の報道資料(2021年12月11日発表)「自動運転車両の呼称」より作成

自動運転が正常に作動する環境条件の特定を目的とし、データを調査する。実験結果は、今後西武バスエリア内において自動運転技術の実装を検討する際の基準として活用する予定。

自動運転車両の自車位置推定を補強するソリューションとして日本ペイントが開発した「ターゲットラインペイント」を活用し、より安定した自動運転走行を目指していく。

輸送の安全性を確保するため、NECが提供する映像の送信画質を最適化する技術により、高画質の映像をリアルタイムで遠隔監視室に配信する。同時に、車内外の状況を映像分析AIにより分析することで、将来的な車内事故の未然防止や、バス走行路線の損傷点検等の実現に向けた検証を行う。

自動運転実証実験の概要

実施路線

飯20 飯能駅南口~美杉台ニュータウン 片道2.5km

実施日

2023年7月12日~21日(土日祝日を除く)
実施日において路線バス営業時間内に走行する。

・実験準備の為、実験車両が実施日以外にも走行している場合がある。
・天候や道路状況、車両トラブル等により変更となる場合がある。
・今回の実験では技術的な検証を目的としているため、客は乗車させない。

実験車両

先進モビリティ所有 エルガミオ 1台

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