トヨタ「RAV4」1,192台をリコール…異音が発生し、タイヤ脱落のおそれ
トヨタ自動車は、RAV4のアルミホイールに不具合があり、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがあるとして、2024年5月29日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2024年1月8日~3月29日に製造された1,192台と、交換修理用部品として出荷したものの一部。
今回リコールの対象となるのは、以下の通り。
・2024年1月8日~3月29日に製造されたRAV4 1,192台
・2021年4月8日~2023年10月13日に交換修理用部品として出荷し、組み付けられた可能性がある、車両が特定できたRAV4 3台
・2024年1月5日~3月29日に交換修理用部品として出荷し、組み付けられた可能性がある、車両が特定できないアルミホイール20本
不具合の箇所は、走行装置(アルミホイール)。
アルミホイール取付部のホイール加工が不適切なため、締め付け面の長さが足りずハブナットが底突きし、締結力が不足しているものがある。そのままの状態で走行を続けると異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のアルミホイールの製造番号を点検し、不具合に該当する場合はホイール取付部を確認する。締め付け面の長さが不足しているものは、ホイールを良品に、ブレーキディスク・ハブボルト・ハブナットを新品に交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。