VWグループ、2023年上半期のBEV納車台数が約50％増加

世界市場において、同グループが総納車台数に占めるBEVの割合は、前年同期の5.6％から7.4％に上昇。中でもヨーロッパでは最も高い成長を記録し、前年同期比68％増の21万7,100台となった。米国市場でも、同グループブランドのBEVの納車台数は76％増の2万9,800台と大幅に増加している。

一方、特に競争の激しい中国市場においては、前年同期比を2％下回る6万2,400台という結果に。ただし、同社によると、最近ではこの傾向は上昇に転じているという。具体的に述べると、第1四半期の販売は低調だったものの、第2四半期には前年同期比18％増加。第2四半期の全世界におけるBEVの納車台数は、前年同期比53％増の18万600台（11万8,000台）となり、この期間の総納車台数に占めるBEVの割合は7.7％（6.0％）に上昇したとのこと。

同グループによるBEVの納車台数は、本拠地であるヨーロッパが約68％、次いで中国が19％、米国が9％、その他の市場の割合は4％という結果になっている。

フォルクスワーゲン乗用車ブランドでは、2023年1月〜6月末までに16万4,800台のBEVを納車。グループ全体で納車した全BEVの半分をわずかに上回る台数となった。

ブランド別では、アウディが7万5,600台（グループシェア24％）、シュコダが3万1,300台（グループシェア10％）、セアト/クプラが1万8,900台（グループシェア6％）、ポルシェが1万8,000台（グループシェア6％）、フォルクスワーゲン商用車は1万2,300台（グループシェア4％）だった。