ホンダ「CBR600RR」1,975台をリコール…燃料ポンプの不具合でエンストするおそれ
ホンダは、スーパースポーツバイク「CBR600RR」の燃料ポンプに不具合があり、エンストに至るおそれがあるとして、2023年8月3日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2020年8月27日~2022年10月14日に製造された1,975台。
不具合の部位は、スーパースポーツバイク「CBR600RR」の燃料装置(燃料ポンプ)。燃料ポンプにおいて、燃料蒸発ガスを排出するための脱気孔位置が不適切なため、高地等での気圧が低い環境下での走行、または外気温が高い環境下での渋滞路走行等により、燃料蒸発ガスが排出されず、燃料ポンプ内に多量に滞留することがある。そのため、燃料供給ができなくなり、エンストに至るおそれがあるとのこと。
これまでに、不具合が31件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の燃料ポンプユニットを対策品と交換する。また、使用者にはダイレクトメール等で通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載するという。