いすゞ「エルガ」36台をリコール…ハイブリッド制御プログラムに不具合
いすゞ自動車は、大型ハイブリッド路線バス「エルガ」のハイブリッド制御プログラムに不具合があり、最悪の場合、走行できなくなるおそれがあるとして、2023年8月7日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年1月19日~2023年1月30日に製造された36台。
不具合の箇所は、原動機(ハイブリッド制御プログラム)。大型ハイブリッド路線バスにおいて、ハイブリッド制御プログラムが不適切なため、エンジン始動時にサプライポンプの摺動部が、燃料中の異物等により潤滑不良となり摩耗することがある。そのため、そのまま使用を続けるとポンプが破損し、走行できなくなるおそれがあるとのこと。
これまでに不具合が5件発生しているが、事故は起こっていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のハイブリッドECU、サプライポンプ、燃料プレフィルタおよび燃料配管を対策品に交換する。使用者にはダイレクトメール等で通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載するという。