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ニコル・レーシング・ジャパン「BMWアルピナ D5ターボ」など1,139台をリコール…エンジンの排気ガス再循環装置モジュールに不具合

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ニコル・レーシング・ジャパン「BMWアルピナ D5ターボ」など1,139台をリコール…エンジンの排気ガス再循環装置モジュールに不具合

ニコル・レーシング・ジャパンは、ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールに不具合があり、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、2023年8月8日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2012年6月1日~2023年5月8日の間に輸入された8車種1,139台。

今回リコールの対象となるのは、2012年6月1日~2023年5月8日の間に輸入された以下の8車種1,139台。

・BMW アルピナ D3 ビ・ターボ
・BMW アルピナ D3 ビ・ターボツーリング
・BMW アルピナ D4 ビ・ターボクーペ
・BMW アルピナ XD3 ビ・ターボ
・BMW アルピナ XD3
・BMW アルピナ XD4
・BMW アルピナ D5 ターボ
・BMW アルピナ D5S

不具合の箇所は、エンジン(排気ガス再循環装置モジュール)。ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、耐久性の検討が不十分のため、経年変化により冷却水が漏れることがある。その場合、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損する可能性や、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとのこと。

これまでに、不具合・事故ともに発生していない。他社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の排気ガス再循環装置(EGR)モジュールを対策品と交換するほか、インテークマニホールドの状態を確認し、損傷が見られる場合は新品と交換する。部品の準備に時間を要することから、部品の準備が整うまでの間はサービス入庫のたびに点検を実施し、不具合のない車両については、使用者に対して注意喚起するとともに、対策品の準備ができた段階で再度連絡して対策品に交換する。

使用者にはダイレクトメールで通知する。使用者を把握しており連絡が確実に行えるため、日整連の機関紙には掲載しないが、自社ホームページには掲載するという。改善実施済車には左フロントドアロアヒンジ取り付けボルト(下側)の頭に黄色ペンを塗布する。

リコール等情報|ニコル・レーシング・ジャパン

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