開く
NEWS

KGモーターズ、1人乗り超小型EVミニマムモビリティによるMaaS事業のビジョンを発表

公開日:
更新日:
KGモーターズ、1人乗り超小型EVミニマムモビリティによるMaaS事業のビジョンを発表

1人乗り短距離に特化した超小型EV車(ミニマムモビリティ)の量産販売を目指すKGモーターズは7月24日、同社の成長戦略として「ミニマムなMaaS」のビジョンを公開した。

KGモーターズが開発を進めるミニマムモビリティとは、1人乗りセンターポジションで走る楽しさを追求した超小型EV車。80年代のポラロイドカメラをモチーフにし、レトロでありながら近未来を感じさせる前後対称のデザインが特徴で、2023年の東京オートサロンでコンセプトモデルを発表。同時に募集した事前モニター登録で5,800件の申し込みを獲得し、2025年の量産販売に向けて準備を進めている。

現在の公共交通機関の課題として、ドライバー不足や乗客の減少により、コスト高騰や財源不足により維持が困難になっていることが挙げられる。解決策のひとつに自動運転が期待されるが、大型車による自動運転は乗客の減少による乗車率の低下の問題は解決できず、コストが高くなり維持が困難であるほか、大型車用の迂回経路を設ける必要があり、ユーザーにとっての利便性は低い。

これらの問題を解決する新たな方法として、KGモーターズは、1人乗り小型車による自動運転でパーソナルで自由な移動を目指す。車両の維持費や償却コストも大型車と比較すると安く、エネルギー効率も高く電気代も安い。個々人が自分のいる地点から行きたい地点へ直接移動できるため、ユーザーにとっての利便性も高まる。

将来的には、完全自動運転による1人乗り専用のミニマムモビリティロボタクシーを考えているが、普及のステップとして、まずは自動運転レベル4段階での「ワンウェイ型シェアリングサービス」を戦略的に行う。目的地への運転は自らが行うが、迎車と返却のみ遠隔の自動運転で行うため乗り捨てができる。

同社は購入者が主体となり、ミニマムモビリティを貸し出せるプラットフォームを構築し、手数料を徴収するビジネスモデルを検討しており、実現すれば各オーナーの課題に合わせて最適な導入が可能になる。

KGモーターズのMaaS事業ビジョン

PICK UP