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GMとEVgo、全米で1,000基のDC急速充電スタンド開設を達成

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GMとEVgo、全米で1,000基のDC急速充電スタンド開設を達成

米ゼネラルモーターズは8月1日、米国最大の電気自動車(EV)用公共急速充電ネットワークを運営するEVgoとの共同事業の一環として、全米で1,000基目の直流(DC)急速充電スタンドを開設したことを発表した。

EVgoは、GMの総合的な充電アプローチ「アルティウム・チャージ360」構想で、GMが推奨するEV充電ポイント企業のひとつ。両社は、2020年から協業を開始し、大都市圏における3,250か所のDC急速充電スタンドの開発と設置を目指している。

現在までに、両社は全米の27州39エリアで約230カ所に急速充電スタンドを開設し、その大半が350kWの高出力急速充電機能を備えている。

食料品店、ショッピングセンター、市街地などでの公共充電へのアクセスを拡大するとともに、賃貸や集合住宅に住む人々など、自宅や職場で充電できない顧客のニーズにも応えていく。

両社は、カスタマーエクスペリエンスの向上のためにも協力。ネットワーク全体の健全性チェックを強化し、初めて公共充電を利用する新規のEV購入者のサポートなどのGMのディーラーネットワークを通じた顧客へのサービスや、ドライバーが追加の支払い認証を必要とせずにプラグを差し込むだけで充電できる「プラグ&チャージ」などにも取り組んでいる。

1,000基目のスタンドが設置されたのは、シカゴ郊外のイリノイ州ウッドリッジにあるショッピングモール。イリノイ州では、2021年に可決された法律によって、2030年までにEV登録台数100万台を達成するという目標が設定され、イリノイ州環境保護局(IEPA)が管理する新しい車両および充電インフラへの奨励制度が創設された。

同州では、IEPAのプログラムに加えて、充電プログラム(NEVI)の一環として今後5年間で1億4,800万ドルを投入する方針。州間幹線道路沿いにEV充電ステーションを設置するなど、中西部における公共充電の拡大をサポートしていく。

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