メルセデス・ベンツ「A200d」など119台をリコール…タイヤの不具合により操縦安定性を損なうおそれ
メルセデス・ベンツは、タイヤの製造管理が不適切なため、最悪の場合、操縦安定性を損なうおそれがあるとして、2023年7月27日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年7月19日~2022年11月18日に輸入された119台。
今回リコールの対象となるのは、2022年7月19日~2022年11月18日に輸入された、メルセデス・ベンツ「A180」「A200d」「A250e」の3車種119台。
不具合の箇所は走行装置等(タイヤ)。タイヤにおいて、製造管理が不適切なため、加硫工程の品質が不均一なものがある。そのため、走行時の負荷でカーカスが損傷し、空気漏れやトレッドの剥離が発生することで、最悪の場合、操縦安定性を損なうおそれがあるという。
これまでに、不具合・事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のタイヤの生産ロットを点検し、該当する場合は左右のタイヤを新品に交換する。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。