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アイサンテクノロジーら、陸前高田市の公園および市街地でEVバス自動運転の実証実験を開始

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アイサンテクノロジーら、陸前高田市の公園および市街地でEVバス自動運転の実証実験を開始

アイサンテクノロジーなど7者は9月から、岩手県陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園およびその周辺市街地で、EVバスを活用した自動運転走行の実証実験を開始する。

実証に参画するのは、アイサンテクノロジーのほか、復建調査設計、陸前高田市観光物産協会、ティアフォー、損害保険ジャパン、KDDI、スリードの計7者。岩手県陸前高田市の委託を受けて実施する。

高田松原津波復興祈念公園ではこれまでに、2022年9月と2023年2月から3月にかけて計2回の自動運転実証を実施してきた。3回目となる今回の実証では、ルートを拡大し、陸前高田市街地まで走行する。

土日祝日は一部の便でパークガイドが車両に同乗し、点在する東日本大震災に関連する施設を紹介。従来までの「祈念公園内での観光サービスとしての実装」に加え、「祈念公園内で実証した技術の活用先としてのまちなかでの実装」を行い、両面から今後の課題抽出と受容性の調査を行う。

9月1日から7日までテスト走行を行い、9月8日から30日まで本番走行を行う。使用するのは10人乗りのEVバスで、ドライバーが運転席に乗車する「非遠隔型自動運転」を採用。平日は巡回運行で誰でも乗車可能。土日祝の一部時間帯に行われるパークガイド付きの便は事前予約制で運行する。

同サービスは、2025年度の本格運行開始を目指している。

自動運転走行ルート
自動運転走行ルート

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