B-ON「ストリートスクーターD17」489台をリコール…左右リアブレーキキャリパの不具合
B-ONは、「ストリートスクーターD17」の左右リアブレーキキャリパの不具合により、最悪の場合、基準値を満たす制動力が出ないおそれがあるとして、2023年8月31日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年10月23日~2020年5月11日の間に製造された489台。
不具合の箇所は、左右ブレーキキャリパ。左右リアブレーキキャリパのサイドブレーキ自動調整ボルトのコーティング材質が適切でないため、スティックスリップ現象が発生し、サイドブレーキ制動力に左右差が生じる。最悪の場合、基準値を満たす制動力が出ない場合があるとのこと。
これまでに不具合が12件発生しているが、事故は起こっていない。提携修理工場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の左右ブレーキキャリパを改善品に交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知するとともに、自社ホームページに掲載する。なお使用者を把握しているため、機関誌等への掲載は行わない。