三菱ふそう、インドネシアでEV小型トラック「eキャンター」新型モデルを初公開
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、インドネシアの首都ジャカルタで8月10日から20日まで開催された「第30回GAIKINDOインドネシア国際オートショー(GIIAS)」で、電気小型トラック「eキャンター」新型モデルをインドネシア市場向けに初公開した。
eキャンターは、MFTBCが2017年に発売した国内初の量産型電気小型トラック。2023年3月にフルモデルチェンジした新型モデルを発売した。インドネシアでは、従来型のeキャンターは展開されていなかったが、2022年8月からバリ島とジャカルタ市で従来モデルによる配送業務での実用性検証を行い、新型モデルの市場導入の計画に至った。
新型モデルは、モーターと後輪を一体化したeアクスルを特徴とするドライブトレインシステムを採用。よりコンパクトなドライブトレイン設計によるバッテリーシステムのモジュール化で、ユーザーのニーズに合わせた航続距離を実現している。
回生ブレーキシステムは4段階に設定でき、交通量が多くストップ・アンド・ゴー走行が頻繁な都市エリアで効果を発揮する。より幅広い架装に対応できる動力取り出し装置(ePTO)も搭載している。
同社は、現地販売代理店であるPT Krama Yudha Tiga Berlian Motors(KTB社)と協力し、ジャカルタを含む首都圏エリアで新型eキャンターの販売を行う予定で、市場導入は2024年を計画している。