ジブリパーク「ネコバス」詳細公開。トヨタ開発のEVバスが「もののけの里」と「どんどこ森」を結ぶ
MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)は2月27日、愛・地球博記念公園で運行する「ネコバス」をイメージしたEVバス「APMネコバス」の詳細を公開した。
APMネコバスは、トヨタ自動車が開発した電動低速モビリティ「APM(Accessible People Mover)※」をベースに製作されたEVバス。愛・地球博記念公園内にあるスタジオジブリ作品の世界を表現した公園「ジブリパーク」を運行する。
製作は、スタジオジブリの宮崎吾朗監督が監修。外観が全体的に丸みを帯びた形状でつやを抑えた塗装とし、「今にも動き出しそうな生き物感」を表現したほか、車内のシートには毛足の長い素材を採用するなど、「ネコバス」のイメージを表現するために細部までこだわりを詰め込んだという。
モネ・テクノロジーズはAPMネコバスの運営・運行を担当する。運行開始日は3月16日。走行区間は「もののけの里」と「どんどこ森」を結ぶ外周通路(約1.9km)で、通常は立ち入ることができない森の中を約10分かけて走行する。
営業時間は、平日は9時30分~17時30分(土日祝は8時30分~)。定休日は火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日が休業)と年末年始(12月29日から1月3日)。
片道の利用料金は、大人1,000円、子ども(4歳~小学生)500円。利用券はAPMネコバス専用券売機で販売する。30分単位の時間指定チケットで、3時間先までの時間帯の中から選択できる。
乗車特典として、スタジオジブリの宮崎駿監督が描き下ろしたネコバスのイラストと、鈴木敏夫プロデューサーがデザインした「APMネコバス」の題字がレイアウトされたカードを進呈。カードの裏面には、宮崎吾朗監督がデザインしたジブリパークの地図が描かれている。
※トヨタが開発した、短距離・低速型のEV。1列目が運転席、2列目が3人掛け、3列目が2人掛けの定員6人の車両。全長約3.9m、全幅約1.6m、全高約2.0m。最高速度は時速19km。
APMネコバスの運行概要
<運行開始日>
2024年3月16日(土)
<運行時間>
平日:9時30分~17時30分
土日祝:8時30分~17時30分
定休日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌平日が休業)、年末年始(12月29日から1月3日)
※ 定休日の他に、メンテナンスなどの指定日に休業する場合あり。
※ 営業日や営業時間は予告なく変わる場合あり。運行の詳細は、特設サイト営業カレンダーに記載。
<利用料金(片道)>
大人:1,000円
子ども(4歳~小学生):500円
※ 税込み
※ 3歳以下は無料。なお、3歳以下は安全確保のため、中学生以上の大人の膝上に抱っこしての乗車が必要。
※ 障がい者手帳の提示で、障がい者本人と付き添い1人の利用料金が半額になる。
<走行区間>
「もののけの里」~「どんどこ森」
<所要時間>
片道約10分(約1.9km)
<乗車人数>
5人