フォルクスワーゲン「ベンテイガ V8」など196台をリコール…乗員の負傷・カーペットを傷付けるおそれ
フォルクスワーゲングループジャパンは、後席のスライド式シートレールのアライメント取り付けに不具合があり、最悪の場合、乗員の負傷やカーペットを傷付けるおそれがあるとして、2023年9月14日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年4月23日~2022年12月27日に輸入された196台。
今回リコールの対象となるのは、2022年4月23日~2022年12月27日に輸入された、ベントレー「ベンテイガ V8」「ベンテイガ PHEV」「ベンテイガ W12 Speed」の3車種196台。
不具合の箇所は、座席(ベースフレーム)。後席のスライド式シートレールにおいて、レールのアライメントが不整合な状態で取り付けられ、座席固定溝の位置が僅かにずれているため、座席が確実に固定されていないものがある。そのため、衝突時に座席が動き、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがある。また、当該レール後端にストッパーが取り付けられていないものがあり、座席を最後位置に移動した場合、カーペットを傷付けることがあるという。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の後席シートレールの取り付けを修正しアライメントを整え、座席固定溝を適切な位置に修正する。また、当該レール後端のストッパーを点検し、取り付けられていない場合は取り付け、カーペットに傷が付いている場合は修理を行う。
また、使用者にはダイレクトメールや電話、または訪問等で通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。