ニイガタ「NR30Pロータリ除雪車」など2車種255台をリコール…エンジンが始動できないおそれ
新潟トランシスは、電気回路の設計が不適切なため、キースイッチの接点が破損し、エンジンが始動できないおそれがあるとして、2023年9月15日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2004年11月~2018年5月に製造された255台。
今回リコールの対象となるのは、2004年11月~2018年5月に製造された、ニイガタ「NR30Pロータリ除雪車」「NR31Pロータリ除雪車」の2車種255台。
不具合の箇所は、スタータスイッチ。ロータリ除雪車の電気回路設計が不適切なため、キースイッチの接点容量より二次側に接続されているヒューズ容量の方が大きく、過電流が流れた場合に、ヒューズが溶断する前にキースイッチの接点が破損し、エンジンが始動できないおそれがあるとのこと。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両にキースイッチの接点容量をオーバーしないようリレーを追加し、キースイッチを介さずにリレーからヒューズに電流が供給される回路に変更する。
使用者には直接電話またはダイレクトメール等で通知するとともに、自社ホームページにも掲載するほか、改善実施済車両には、運転席側ドア開口部のドアロック付近にNo.5373のステッカーを貼付する。