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レクサスROVに豊田合成の高圧水素タンクと樹脂リサイクル技術が採用
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豊田合成は9月20日、同社の「高圧水素タンク」と「樹脂リサイクル技術」が、Lexus International（以下、レクサス）が実施する「レクサスROV」の「お客様向け体験プログラム」に使用する車両に採用されたことを発表した。
レクサスROV（ROV=レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル）は、環境への配慮をコンセプトに掲げている水素エンジンを搭載したオフロード車。窒素酸化物（NOx）の排出を抑えることができる水素エンジンを採用することで､高い環境性能を実現。燃料である水素の貯蔵には高気密性と高耐圧性の高度な専門技術が求められるため、その技術を持つ豊田合成の「高圧水素タンク」を採用した。
廃車部品を車に再利用する「水平リサイクル」の実現に向けた取り組みとして、廃車から回収した再生材の強度をバイオ素材「CNF（セルロースナノファイバー）」で高める豊田合成の材料技術を活用。今回は、ボンネットとバンパーで再生材を使用している。
同プログラムは、レクサスROVの将来的な実用化に向けた取り組み。レクサスでは同プログラムを通じて蓄積されるデータを今後の技術開発に反映していき、豊田合成は樹脂材料などの知見を活かした環境技術でサポートしていくとしている。
